お買取した商品について
ニッカ ピュアモルト 竹鶴21年は、ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝の名を冠したフラッグシップ・ピュアモルト・ウイスキー・シリーズの21年熟成銘柄です。「ピュアモルト」とは、複数のモルト原酒のみを使用してブレンドした製法で、ニッカが余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所――まったく異なる地形・気候で育てた2つのモルト――を絶妙に組み合わせた21年熟成原酒で構成しています。
竹鶴シリーズのなかでも長期熟成銘柄の代表格として、長年にわたり世界各国のウイスキー品評会で多数の最高評価を獲得してきた一本です。2015年以降のジャパニーズウイスキー原酒不足の影響により、竹鶴シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄は段階的に終売となり、21年も現在は市場での出会いが非常に貴重な銘柄となっています。
査定員のコメント
お客様の「お酒のために人生のタイミングを合わせ続けるより、お酒は今、楽しんでくださる方の手に渡って、私は私の博士論文と本の達成を、別の形で淡々とお祝いしていく方が、私らしい」というお言葉、お話を伺いながら、長年国際ジャーナリストとしてご活躍され現在も大学院で新しい挑戦をされていらっしゃる方ならではの、自己と時間の関係に対する深いご視点に、こちらも温かい気持ちにさせていただきました。
ニッカウヰスキー広報部の方が「竹鶴21年は、創業者竹鶴政孝のスコットランドとの繋がりから始まった日本のクラフトの最高峰の一本」と仰っていた銘柄選びは、業界の方ならではの本質を捉えた贈り物です。竹鶴政孝氏は1918年にスコットランドに渡り、グラスゴー大学で応用化学を学びながら本場のウイスキー作りを修得し、帰国後1934年に北海道余市町に最初の蒸溜所を開きました。日本のクラフトが国際的なサステナビリティの文脈で再評価される流れをお客様が2010年の取材で記事にされていたこと、広報部の方がその記事の意義を理解されて贈呈された銘柄選び、ジャーナリストとメーカーの広報部の知的な交流が伝わってきます。
ニッカは2015年以降の原酒不足で竹鶴シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄を段階的に終売としており、21年は現在市場での出会いが非常に貴重で、市場価格が顕著に上昇してきました。62,000円というお値段は、竹鶴21年の現在の市場相場として標準的な水準です。
戸棚で15年大切に保管されてきたボトルは、状態ランクSとして最高水準のコンディションを保っていました。長期保管でこの状態を保たれていたのは、お客様の保管環境の安定性が大きく影響しています。
本日も別のお客様から、長年の取材活動の中で関係先からいただいた山崎18年を「人生のタイミングを合わせ続けるより別の方に渡したい」とのご事情でお預かりしました。お仕事を通じて深い関係を築かれた方からのお酒の贈り物が、ご本人の人生のタイミングと合わない時の手放し方には、ジャーナリストの方ならではの簡潔な合理性が表れるのだなと感じる一日でした。
お客様の博士論文ご提出、その後の本のご出版が、お客様ご自身のリズムで淡々と進んでいかれますように。15年お持ちいただいた竹鶴21年が、別の方の手で「日本のクラフトの最高峰」として味わわれる新章として続いていきますように。
ニッカ 竹鶴シリーズをご売却検討中の方へ
お仕事のご縁や取材活動などで、専門業界の方々からいただいた特別なお酒のうち、ご自身の人生のタイミングと合わずに保管が長くなったお酒のご相談を、知的業界の方を中心にいただいております。特に2015年以降の原酒不足で終売となった竹鶴シリーズ、山崎、響、白州、余市の長期熟成銘柄は、市場評価が継続的に上昇しています。ご検討中の段階でお気軽にお問い合わせください。麻布十番店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。