お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 余市10年(旧ラベル)は、1934年に竹鶴政孝が北海道余市町に設立したニッカウヰスキー最初の蒸溜所「余市蒸溜所」が、10年熟成エイジ・ステイトメントとして長年提供してきた銘柄です。スコットランドの伝統的な「石炭直火蒸溜」を継承し、力強くピート感のある余市の個性が、10年熟成でフレッシュな酒質と程よく溶け合った一本として、長年シングルモルト愛好家から支持されてきました。
ニッカは2015年に余市シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄(10年・12年・15年・20年)を一斉に終売としており、特に終売前のオリジナルパッケージである「旧ラベル」は、コレクターからの評価も高く、市場での出会いが貴重な銘柄となっています。
査定員のコメント
お客様の「私が大切にしてきたのは、お酒を一人で寝かせ続けることではなく、『お酒は人と人を繋ぐ存在』として、ちゃんと開けて味わわれることでした」というお言葉、そして奥様の「30年バーをやってきたあなたが、最後にお酒を寝かせ続けるのは、確かにあなたの哲学とは違うわ」というお言葉、30年間バーテンダーとしてお酒と向き合ってこられた職人の哲学に、こちらも深い敬意を感じさせていただきました。
新宿区荒木町の路地裏で30年続けてこられた「Whisky Bar K」、開店当時の1995年から余市10年を店の定番に加えられていたお選びは、まさにジャパニーズウイスキーが世界的評価を獲得する前夜の、本物を見極める選眼の現れです。ニッカの余市蒸溜所は1934年に竹鶴政孝氏がスコットランドの気候・地形に最も近い土地として北海道余市町を選び、スコットランドの伝統的な「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた蒸溜所です。スコッチ愛好家の方が余市の本質を正確に見抜かれていた30年前の選定眼は、その後の世界的なジャパニーズウイスキー評価向上を予見するものだったと感じます。
ニッカは2015年に余市10年・12年・15年・20年などのエイジ・ステイトメント銘柄を一斉に終売としました。特に終売前のオリジナルパッケージである「旧ラベル」は、終売後のノンエイジ版とパッケージが切り替わっているため、コレクターからの評価が継続的に高まっています。今回の26,500円というお値段は、余市10年・旧ラベルの現在の市場相場として標準的な水準です。
自宅戸棚で10年間大切に保管されてきたボトルは、バーテンダーとしてお酒の保管環境を熟知されていたお客様だからこその、丁寧な配慮が感じられる状態ランクSの最高水準でした。
本日も別のお客様から、長年新宿で経営されていた割烹料理店の閉店に伴い、店の30年の歴史を見守った白州12年をお預かりしました。長年お客様にお酒や料理を提供されてきたお店の方々が、店じまいに際してお酒の旅立ち方を選ばれる際の哲学には、職人ならではの深さがあるのだなと感じる一日でした。
「Whisky Bar K」の30年の歴史に静かに幕を引かれるご決断、そして30年間お客様に愛されてきた余市10年が、別の方の手で「お酒は人と人を繋ぐ存在」として続いていく日々が、お客様の哲学を別の形で生かしていく道のりでありますように。
ニッカ 余市シリーズをご売却検討中の方へ
長年営業されてきたバー・飲食店・割烹料理店などの店じまいに際しての、お店の歴史を見守ってきたお酒のご相談、特に業界の方ならではの目利きで選ばれてきた銘柄に関するご相談を、近年いただいております。2015年以降の原酒不足で終売となった余市10年・12年・15年・20年(旧ラベルを含む)、山崎、響、白州、竹鶴シリーズなどは、市場評価が継続的に上昇しています。新宿本店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。