お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 余市NVは、1934年に竹鶴政孝が北海道余市町に設立した、ニッカウヰスキー最初の蒸溜所「余市蒸溜所」の現行シングルモルト・スタンダード銘柄です。ノンエイジ・ステイトメント(NV)として、余市の特徴である「石炭直火蒸溜」を継承し、力強くピート感のある余市の個性を、手頃な価格で楽しめる入門用シングルモルトとして、世界中で支持されています。
今回お買取したのは、海外市場向けに流通している「海外向けラベル」の仕様です。日本国内向けとは異なる英語表記のパッケージで、ジャパニーズウイスキーの世界的な人気を背景に、海外の愛好家やコレクターにも親しまれています。海外向け仕様のボトルは、コレクションとしての魅力もあり、箱付きでの保管は状態評価の上でも有利に作用します。
査定員のコメント
お客様の「シンガポールで2年間頑張った思い出は自分の中にしっかりと残っている、このお酒を開けるか開けないかはその思い出の価値とは関係ない、海外向けラベルはコレクターの方や本当にウイスキーを味わってくださる方の手に渡る方がお酒も活きる」というお言葉、そして奥様の「シンガポールでの2年間は私たち家族にとっても本当にいい経験だった、あのお酒の思い出はちゃんと私たちの中に残ってる、お酒は欲しい方に使ってもらう方がいい」というお言葉、お話を伺いながら、異国の地で奮闘されたお客様ご家族の貴重な経験と、お酒に込められた前向きな思い出に、こちらも温かい気持ちにさせていただきました。
シンガポールへの海外赴任中に、現地の酒屋で日本の余市の海外向けラベルを見つけ、「日本のウイスキーがこんな遠い国でも認められている」という誇らしさから購入された経緯は、海外で活躍される日本人ならではの、本当に印象深いエピソードです。1934年、竹鶴政孝氏がスコットランドの気候・地形に最も近い土地として北海道余市町を選び、現代のスコッチでもほとんど使われなくなった「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた余市が、今や海外向けラベルとして世界中の棚に並ぶ――それは、竹鶴氏が夢見た「本場に負けない本格的なウイスキーを日本で造る」という志が、世界に認められた証でもあります。
今回お買取した海外向けラベルの余市NVは、日本国内向けとは異なる英語表記の仕様で、コレクターの方にも魅力的なボトルです。5,000円というお値段は、余市NVの現在の市場相場として標準的な水準で、箱付きの状態が良好なためのご評価となりました。
棚で大切に保管され、帰国時にも丁寧に箱に詰めて持ち帰られたボトルは、状態ランクSとして良好なコンディションを保っていました。エンジニアとして「もの」を精密に扱われる習慣が、海を越えた長旅を経てもなお、ボトルの状態をしっかり守っていました。
本日も別のお客様から、アメリカ駐在中に現地で購入された響の海外向けラベルを「帰国後に生活が落ち着き、本当に味わってくださる方へ譲りたい」とのご事情でお預かりしました。海外でご活躍された日本人の方々が、異国の地で出会った日本のウイスキーを記念に購入され、帰国後の生活の節目に、その思い出を胸に残しつつ、お酒を本当に愛してくださる方へと託されるケースが、グローバルに活躍される現代の方々に共通する、印象深いテーマとして現れているのだなと感じる一日でした。
奥様の「シンガポールでの2年間は私たち家族にとっても本当にいい経験だった」という温かいお言葉、お客様のシンガポールでの2年間のご経験がこれからのエンジニア人生の大切な財産となること、そして異国で出会った余市が本当に味わってくださる方の元で美味しい一杯になること、心よりお祈り申し上げます。
ニッカ 余市シリーズをご売却検討中の方へ
海外赴任やご出張、ご旅行の際に、現地で出会った日本のウイスキー(海外向けラベルなど)を記念に購入され、帰国後の生活の節目に整理を検討される方からのご相談を、グローバルにご活躍の方々を中心にいただいております。海外向けラベルの仕様は、コレクターの方にも魅力的なボトルとして評価されます。余市・竹鶴シリーズ、山崎、響、白州などのジャパニーズウイスキーは、海外向け仕様も含めて市場評価が継続的に上昇しています。千葉店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。