漁業を営んでいた父の住まいの整理
投稿者: 60代女性・増毛町
出てきたのは、サントリーの「響」や「山崎」、ニッカの「竹鶴」といったウイスキー、レミーマルタンやヘネシーのブランデー、そして地元・国稀酒造の大吟醸が数本、加えて古い焼酎や未開封のシャンパンといった顔ぶれでした。増毛の冬は雪で家全体が冷えるので保管状態は悪くなさそうでしたが、夏に室温が上がる年もあったらしく、ラベルが少し日に焼けたものや、ブランデーの液面が下がっているものも混じっていました。価値があるのかどうか、家族では見当もつきませんでした。
増毛町内には買取をしてくれるお店がないため、調べて宅配での買取をお願いすることにしました。まずLINEで一本ずつ写真を送ったところ、おおよその見込みを教えてもらえて、それだけでも気持ちがずいぶん楽になりました。後日、段ボールと緩衝材がそろった宅配キットが届き、瓶を一本ずつ包んで詰め、あとは宅配便で送るだけ。雪が残る時期に重い箱を持って店まで出向かずに済むのは、この土地に住む者にとって本当にありがたいことでした。
査定の結果は一本ごとに知らせてもらえて、液面が下がっていたブランデーも未開封として見てもらえました。古い焼酎の一部は値がつかないものもありましたが、その理由もきちんと説明があったので納得できました。承諾の連絡を入れると、そのあと指定した口座へ振込の手続きが進みました。父が捨てずにしまい込んでいたお酒が、処分されるのではなく次に飲んでくれる人のもとへ渡るのなら、それが家族にとって何よりの整理になったと感じています。





























