お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 余市12年は、1934年に竹鶴政孝が北海道余市町に設立した、ニッカウヰスキー最初の蒸溜所「余市蒸溜所」の12年熟成シングルモルトです。スコットランドの伝統的な「石炭直火蒸溜」――現代のスコッチでもほとんど使われなくなった製法――を継承し、力強くピート感のある余市の個性が、12年熟成でフレッシュさとコクのバランスが取れた一本として、シングルモルト愛好家から長年支持されてきました。
ニッカは2015年に余市シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄(10年・12年・15年・20年)を一斉に終売としており、12年も現在は市場での出会いが貴重な銘柄となっています。晩酌でじっくりと楽しむ一本として、長年愛されてきた銘柄です。
査定員のコメント
お客様の「前オーナーがこの洋館に込めた思いは、私がこの家を大切に守ってたくさんの方をおもてなしし続けることでしっかり受け継がれている、このお酒を飲まないまま置いておくよりも本当に味わってくださる方の手に渡る方がお酒を愛した前オーナーもきっと喜んでくださる」というお言葉、そして旦那様の「前オーナーさんの思いは君がこの家を大切にしていることでちゃんと生きている、お酒は好きな人に味わってもらおう」というお言葉、お話を伺いながら、神戸・北野の美しい洋館に込められた前オーナー様の半生の思いと、それを受け継いでこられたお客様の温かいおもてなしの心に、こちらも胸を打たれる思いがいたしました。
貿易商を引退され、50年以上もその洋館で暮らされた前オーナー様が、家を引き継ぐお客様へ「この家で晩酌に楽しんできたお酒、いつかこの家でゆっくり味わってください」と、長年愛飲された余市12年を餞別に贈られた経緯は、建物とともに、その家に込められた思いまで託された、本当に温かい贈り物です。1934年、竹鶴政孝氏がスコットランドの気候・地形に最も近い土地として北海道余市町を選び、現代のスコッチでもほとんど使われなくなった「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた余市蒸溜所の12年熟成は、まさに洋館での晩酌を愛された前オーナー様にふさわしい、本格的なシングルモルトです。
ニッカは2015年に余市10年・12年・15年・20年などのエイジ・ステイトメント銘柄を一斉に終売としました。12年も市場での出会いが限られ、市場価格が顕著に上昇しています。35,000円というお値段は、余市12年の現在の市場相場として標準的な水準です。
ゲストハウスのラウンジで5年間大切に飾られてきたボトルは、状態ランクSとして最高水準のコンディションを保っていました。お客様をおもてなしするプロフェッショナルとして、空間とものを美しく整えてこられたお客様の心配りが、ボトルの状態に見事に表れていました。
本日も別のお客様から、長年暮らした実家を譲り受ける際に前の住人であったご親族から贈られた響NVを「住まいに込められた思いを大切に受け継ぎ、お酒は本当に味わってくださる方へ」とのご事情でお預かりしました。大切な建物や住まいを引き継がれる際に、その場所に込められた前の方の思いとともに託された銘酒を、住まいを大切に守ることで思いを受け継ぎながら、お酒は本当に愛飲してくださる方へと託されるケースが、場所と人の思いをつなぐ温かいテーマとして現れているのだなと感じる一日でした。
前オーナー様の「あなたがあの家を素敵なゲストハウスにしてくれて嬉しいよ」という最後の笑顔のお言葉、お客様が前オーナー様の愛した洋館を大切に守りながら新しいカフェでたくさんの方をおもてなしされていくこと、そして洋館に込められた思いが世代を超えて受け継がれていくこと、温かい新章として続いていきますように。
ニッカ 余市シリーズをご売却検討中の方へ
ご自宅やお店、由緒ある建物などを引き継がれる際に、前の所有者の方から、その場所への思いとともに贈られた大切なお酒のご相談を承っております。住まいや建物を大切に守ることで思いを受け継ぎながら、お酒は本当に味わってくださる方へ託したいとお考えの方は、ぜひご相談ください。特に2015年以降の原酒不足で終売・希少化した余市・竹鶴シリーズ、山崎、響、白州の長期熟成銘柄は、市場評価が継続的に上昇しています。神戸三宮店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。