ハインの買取

ハイン 参考買取価格

ハインとは？由来と概要

250年の伝統と歴史を誇るコニャック・ハイン。コニャックファンにとって著名な銘柄ですが、日本での流通量は少ないため希少でプレミアムな逸品としても知られています。

ハインのコニャックはアーリーランデッドコニャックと言われています。アーリーランデッドコニャックとは、熟成される前に陸揚げされたコニャックのことです。

フランス・コニャック地方で樽詰めまで行ったコニャックを、イギリスに運び込んでから熟成やボトリングを行います。ハインは、熟成に適した温度と湿度を備えたロンドンのテムズ川沿いで熟成したコニャックです。

至高の味わいを醸すテロワールが広がるグランドシャンパーニュ。その中心にある「コニャック黄金の三角地帯」と呼ばれるジャルナックでハインは誕生します。

1791年、当時16歳であったトーマス・ハイン氏はコニャック造りを習得するためにコニャック地方へ移住しました。フランス革命の最中という激動の時代背景の中、イギリス人であったトーマス・ハイン氏は様々な容疑をかけられてしまいます。

結果ジャルナック城に投獄されますが、数か月後に釈放されました。その後、自身の雇用主の娘フランソワ・エリザベス氏と結婚し、1817年にフランソワ・エリザベスの父が所有していたコニャックハウスを継承。トーマス・ハインと命名し、ハイン コニャックが誕生しました。しかしわずか5年後の1822年、ハイン氏は志半ばで逝去。以降、彼の遺志を受け継いだハイン家により伝統を継承しています。

ハインのハイクオリティな味わいは各国で評価され、1962年にはコニャック公式サプライヤーとしてイギリス王室より任命されました。エリザベス女王御用達でもあるハインは、エリザベス女王即位25周年記念ボトル、エリザベス女王戴冠60周年記念ボトルもリリースし、フランス・イギリスを代表するコニャックとして長きにわたり歴史を刻んでいます。

ハインの特徴・味

ハインは、まろやかでフルーティで華やかな香りとエレガントでしなやかな口当たり、芳醇なコクと複雑味が魅力の銘柄です。スタンダードボトルとして安定の人気を誇るハイン VSOPは、フレンチオーク樽が醸すバニラ香やエレガントで艶やかな花のアロマ、酸味と甘み、ほのかな苦みの絶妙なハーモニーを堪能できる逸品です。

ハイン アンティーク XOは、フレッシュなアプリコットの香りにフローラルなジャスミンのアロマが重なり、甘くしなやかなハチミツやバニラの風味を感じられます。余韻はバニラやスパイシーなペッパー、スターアニスやミント、シナモンの爽やかな香りやなめし皮の円熟味が幾重にも重なりあいます。

ハインヴィンテージ1975はオークの香りにスパイシーな風味がプラスされたコクと複雑味を持つコニャックです。ハイン ヴィンテージ 1981年は、複雑な果実の風味とオーク樽由来のバニラ香、しなやかなタンニンとクローブの風味が豊かなコクを奏でます。

ハイン Prestige Mariageは、1991年に創業者トーマス・ハインとエリザベスの結婚200周年のアニバーサルボトルとしてリリースされました。香水のボトルのような華やかなデザインも注目を集めています。1921年から1959年にかけて造られた原酒を使い、12種類の豊かな味わいをアッサンブラージュしました。

ハインの希少性・価値​

老舗のコニャックとして往年のファンから愛され続けているハイン。エレガントな味わいは女性からの支持も高く、買取相場も高値で推移しています。ハインのラインナップでも高額な値段で取り引きされているのは、ハイン アンティーク XOやハイン ヴィンテージ 1981年、1975年です。

ハインは空きボトルをコレクションしているマニアも多く、オークションなどではハイン リモージュボトルを見かけることも少なくありません。ハイン リモージュボトルは、凱旋門をモチーフとしたハインナポレオン凱旋門や、ブランドロゴである鹿をデザインしたものなどが人気です。

近年、プレミアムなコニャックの需要は高く、同時に買取価格は上昇の一途をたどっています。ハインの注目度も高まりつつあるので、今後買取価格の上昇が期待されている銘柄です。

ハインの種類

• ハイン VSOP
• ハイン Homage
• ハイン アンティーク XO
• ハイン XO Cigar reserve
• ハイン Family Reserveハイン 250
• ハイン Prestige Mariage
• ハイン Talent Hors d'Age
• ハイン ヴィンテージ 各年代
• ハイン リモージュボトル 各種