お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 宮城峡15年は、1969年に仙台市青葉区作並温泉近郊に開かれた宮城峡蒸溜所が、15年熟成原酒で構成するエイジ・ステイトメント銘柄です。10年・12年に比べて、より深い樽香と複雑な余韻が特徴で、宮城峡シリーズのなかでも特に熟成の妙味が際立つ一本として知られています。
ニッカは2015年に宮城峡10年・12年・15年などのエイジ・ステイトメント銘柄を一斉に終売としており、特に15年は元々生産量が限られていたため、現在は市場での出会いが非常に貴重な銘柄となっています。
査定員のコメント
お客様の「彼女が『私たちと一緒に育ってきた』と話してくれた1985年から、今年で40年。宮城峡15年が、彼女の言葉と一緒に、別の方の手に渡って、また誰かの大切な節目の場で開けられると思うと、それが彼女への一番のご供養になる気がしています」というお言葉、お話を伺いながら、こちらも深く心に響くものがありました。
お亡くなりになられたご友人が、「私たちが20歳で大学に上がった年に、宮城峡蒸溜所が15年熟成を本格的に出し始めた頃と重なる」と仰っていた感覚、お酒に詳しい方ならではの非常に詩的で深い銘柄選びです。1985年は確かに、ジャパニーズウイスキーが世界的に評価されはじめる前の時代で、宮城峡蒸溜所が長期熟成銘柄を本格的に展開し始めた頃と重なります。お客様方のご年齢と銘柄の歴史が、一本の時間軸として並んで育ってきた、というご友人の見立て、業界の人間としても胸に響くものがあります。
ニッカは2015年に宮城峡10年・12年・15年などのエイジ・ステイトメント銘柄を一斉に終売しました。それ以降、特に15年は元々生産量が限られていたため、ジャパニーズウイスキー全体の世界的な評価向上と相まって、市場価格が顕著に上昇してきました。今回の57,000円というお値段は、宮城峡15年の現在の市場相場のなかでも上位の水準です。
戸棚で1年間大切に保管されてきたボトルは、状態ランクSとして最高水準のコンディションを保っていました。直射日光と温度変化を避けた保管が、ご友人の選ばれた銘柄をきちんと守ってきたのだと思います。
本日も別のお客様から、ご親友のお父様の追悼の場で開ける予定だったヴーヴ・クリコをお預かりしました。お酒というのは、生前の方と一緒に時間を重ね、その方の感性を引き継ぐ存在でもあるのだなと、改めて感じる一日でした。
ご友人が選ばれた銘柄が、別の方の大切な節目の席で開けられる日が来ますように。お客様のご決断が、亡き友人の感性を別の形で生かす道として、温かく受け止められますように。
ニッカ 宮城峡をご売却検討中の方へ
ご家族・ご友人との大切な節目の集まりのために計画されたが、ご家族・ご友人のご事情により計画が中止になったお酒のご相談を多くいただいております。特に2015年に終売となった宮城峡10年・12年・15年や山崎・響シリーズなどのジャパニーズウイスキーは、ご売却の時期によって評価が大きく変動するため、ご検討中の段階でお気軽にお問い合わせください。茨城日立店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。