お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 余市20年は、1934年に竹鶴政孝が北海道余市町に設立した、ニッカウヰスキー最初の蒸溜所「余市蒸溜所」の20年熟成シングルモルトです。
スコットランドの伝統的な「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた余市蒸溜所が、最長熟成エイジ・ステイトメントとして送り出してきた最高峰銘柄で、長年にわたり世界各国のウイスキー品評会で多数の最高評価を獲得してきました。
ニッカは2015年に余市シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄(10年・12年・15年・20年)を一斉に終売としており、特に20年は元々生産量が極めて限られていたため、現在は市場での出会いが非常に貴重な銘柄となっています。
査定員のコメント
お客様の「あの一本は現役の研究者として国際カンファレンスで講演していた時の自分に贈られたお酒。今の私は現役の研究者ではない。あの象徴の意味は別の現役の研究者の節目に引き継がれる方が自然」というお言葉、お話を伺いながら、研究人生を通じて積み重ねてこられた知の文化と、ものとの関係性の繊細なご視点に、深い感銘を受けました。
スコットランドの蒸溜所代表の方が「ニッカ余市20年は日本のシングルモルトの最高峰、創業者の竹鶴政孝氏がスコットランドで本場のウイスキー作りを学んで日本に持ち帰った象徴、あなたの研究の視点と私たちのクラフトの精神がこの一本で繋がっている」と仰っていた銘柄選びには、本当に深い文化的な意味が込められています。1918年、竹鶴政孝氏がスコットランドに渡り、グラスゴー大学で応用化学を学びながら現地のウイスキー蒸溜所で本場の技術を修得し、帰国後1934年に北海道余市町に最初の蒸溜所を開きました。スコットランドと日本のクラフトマンシップの交流の象徴として、これ以上ない一本だったのだと拝察します。
ニッカ シングルモルト 余市20年は、余市蒸溜所のスコットランド伝統の「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた最長熟成エイジ・ステイトメントです。世界各国のウイスキー品評会で多数の最高評価を獲得してきた最高峰銘柄で、特に20年は元々生産量が極めて限られていたため、終売後の現在は市場での出会いが非常に貴重です。今回の135,000円というお値段は、余市20年の現在の市場相場として標準的な水準です。
戸棚で10年間大切に保管されてきたボトルは、状態ランクSとして最高水準のコンディションを保っていました。研究者として「もの」の保管に細心の注意を払われてきたお客様の感性が、ボトルの状態にもしっかり表れていました。
本日も別のお客様から、長年研究の世界で師事された海外の先生から贈られたヘネシー XOを「先生のお気持ちは私の研究人生の中に大切に残っている、お酒自体は次の若い研究者の節目を支える方が自然」とのご事情でお預かりしました。学術の世界における国際交流とお酒の贈呈が世代を超えて引き継がれていく繊細な文化が、現代の研究者の方々のなかに息づいているのだなと感じる一日でした。
スコットランドの蒸溜所の方への手紙で、いつか余市20年の旅立ちのことをお伝えされるご計画、コロナ禍で途絶えた交流が新しい形で繋がっていく契機になりますように。
ニッカ 余市シリーズをご売却検討中の方へ
研究・学術・国際交流の場で、海外の方から贈呈された大切なお酒のご相談を、現役引退後のシニア研究者の方々を中心にいただいております。特に2015年以降の原酒不足で終売となった余市10年・12年・15年・20年、山崎、響、白州、竹鶴シリーズなどの長期熟成銘柄は、市場評価が継続的に上昇しています。研究人生の節目で、お酒の在り方を見直されるタイミングで、お気軽にお問い合わせください。上野店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。