お買取した商品について
ニッカ シングルモルト 余市10年(旧ラベル)は、1934年に竹鶴政孝が北海道余市町に設立した、ニッカウヰスキー最初の蒸溜所「余市蒸溜所」の10年熟成シングルモルトです。スコットランドの伝統的な「石炭直火蒸溜」を継承し、力強くピート感のある余市の個性が、10年熟成でフレッシュさとコクのバランスが取れた一本として、シングルモルト愛好家から支持されてきました。
ニッカは2015年に余市シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄(10年・12年・15年・20年)を一斉に終売としました。「旧ラベル」は終売前のオリジナルパッケージのボトルで、終売後のラベルバージョンとは区別され、コレクター市場では特に希少性が高く評価されています。今回のように終売前に流通していた旧ラベルの個体は、市場での出会いが非常に貴重です。
査定員のコメント
お客様の「お母さんが取っておいてくれた余市10年の旧ラベル、私の店のスタイルだと出す機会も自分で開ける機会もなかなか作れない、本当に価値の分かる方の手に渡してもいいかな」というお言葉、そしてお母様の「私の時代のバーの思い出はあなたが店を続けてくれていることで十分生きている、あのお酒は本当に価値の分かる方の手に渡る方がお酒も幸せ」というお言葉、お話を伺いながら、なんばのバー文化を母娘2代で受け継いでこられた歴史と、新しい時代への移り変わりの繊細さに、こちらも温かい気持ちにさせていただきました。
お母様が2014年頃に仕入れて、2015年の終売後に「もったいなくて売れなかった最後の1本」を大切に保管されていた経緯は、ウイスキーへの深い愛情をお持ちのオーセンティックバーのオーナーならではの、本当に貴重な判断でした。1934年、竹鶴政孝氏がスコットランドの気候・地形に最も近い土地として北海道余市町を選び、現代のスコッチでもほとんど使われなくなった「石炭直火蒸溜」を頑なに守り続けてきた余市蒸溜所の10年熟成は、クラシックなオーセンティックバーで、シングルモルトをストレートでじっくり味わう文化を象徴する一本です。
ニッカは2015年に余市シリーズのエイジ・ステイトメント銘柄を一斉終売としました。特に「旧ラベル」は終売前のオリジナルパッケージとして、コレクター市場で希少性が高く評価されています。20,000円というお値段は、余市10年・旧ラベルの現在の市場相場として標準的な水準です。
バックバーで長年大切に保管されてきたボトルは、状態ランクSとして最高水準のコンディションを保っていました。プロのバーのバックバーで、ウイスキーの保管環境を熟知されたお母様とお客様の管理が、ボトルの状態を最高水準に守ってきたのだと拝察します。
本日も別のお客様から、先代から引き継いだ料飲店のバックバーに眠っていた響17年を「店の業態変化に伴い、クラシックな銘柄を本当に価値の分かる方に引き継ぐ」とのご事情でお預かりしました。先代から飲食店を引き継がれた方々が、ご自身の新しい業態スタイルへの移行に伴って、先代の時代の貴重なお酒を見直されるケースが、現代の飲食業の世代交代に共通する繊細なテーマとして現れているのだなと感じる一日でした。
お母様の「あなたが店を続けてくれていることで私の時代のバーの思い出は十分生きている」という温かいお言葉、お客様が2代目として営まれる新しいスタイルのバーが、お母様のバーへの愛情を受け継ぎながら、温かい新章として続いていきますように。
ニッカ 余市シリーズをご売却検討中の方へ
先代から引き継がれた飲食店・バー・料飲店のバックバーや在庫に眠っている、終売銘柄やヴィンテージのお酒のご相談を、2代目・3代目として店を営まれる方々を中心にいただいております。特に2015年以降の原酒不足で終売となった余市・竹鶴シリーズの旧ラベル、山崎、響、白州の長期熟成銘柄は、コレクター市場で希少性が高く評価されています。店の業態の見直しのタイミングで、お気軽にお問い合わせください。大阪なんば店店頭・宅配買取どちらもご利用いただけます。